2019年5月 成都,Chengdu②

旅 (Trip)

2日目

昨日の到着が遅かったので今日はゆっくり過ごす予定にしていました.朝食提供に間に合う時間には起きて,しっかりといただきました.朝食は中華メインですが種類が多く,4泊しても飽きることはありませんでした.


文殊院

さて,初めに向かったのは成都で最も有名な寺院の1つである文殊院.観光客にもアクセスが良く,地下鉄1号線の文殊院駅で降りて歩いて10分弱でしょうか.

我々の宿は3・4号線の市二医院駅が最寄りなので,4号線に乗って万盛方向に2駅目の骡马市駅で1号線に乗り換えて1駅で文殊院駅です.地下鉄はこれから毎日利用するので,初めに市二医院駅でカード(天府通)を購入しました.このカード,2018年の記念カードでした.


仏教施設に慣れている日本人にとっては物珍しさは少ないかも知れませんが,中に入るとよく整備されており静かな時間を過ごすことができます.入場は無料です.写真の建物には空林佛教圖書館と繁体字で書かれており,仏教関連の書籍や資料を所蔵している施設のようです.


成都北駅

地下鉄1号線の文殊院から2駅北上したところに成都北駅があります.成都市内には4つの列車の駅がありますが,成都北駅が最大で全国の多くの都市に向かう列車が出発する駅です.また,単に成都駅というとこの成都北駅を指すようです.せっかくなので外観だけ見に来ました.連休中ということもあり,非常に多くのスーツケースを持った人が出入りしていました.



陳麻婆豆腐

お昼を過ぎたので食べに行きたいと思っていた陳麻婆豆腐の本店へ向かいます.最寄り駅は文殊院に向かう時に乗り換えた骡马市駅です.下車してE出口から地上に出て数分のところにあります.なお,現在は数百メートル離れた場所に移転しているようなのでご注意ください.

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お昼時ということもあり多くの人が順番待ちをしていました.早速受付をしている人に2名であることを伝えると,番号が印刷された紙を渡されました.A117と呼ばれるのを聞き逃さないようにしないといけません.呼ばれた時にいなかったり,聞き逃したりしたらもう一度番号を取得するように書かれています.

先に51組待っていると書かれていて,どれだけ待たないといけないのかと心配しましたが,中は意外と広くてお客の入れ替わりも早いのでそれ程待たずに入店できました.待っている時に向かいにも面白い建物(下写真)があるなあと思っていましたが,後で調べてみると有名な火鍋屋さんのようです.


朝が遅かったので控えめに2人で麻婆豆腐(大)回鍋肉を注文しました.これまで麻婆豆腐を積極的に食べることはありませんでしたが,これはまた食べたいと思わせる逸品です.花椒ががっつりと効いていて,所謂痺れる辛さです.辛い物が好きな方にとっては至極の時ですが,苦手な方は少しずつお試しください.ご飯は美味しそうには見えませんが,そんなご飯がおいしく頂ける麻婆豆腐と回鍋肉です.



望江楼公园

さて,麻婆豆腐を堪能したので散歩するために望江楼公园に向かいました.非常に多くの種類の竹が植えられている公園です.一部のエリアは有料ですが,無料エリアでも散歩するには十分です.地下鉄の駅からは近くないので,バスも利用された方が行きやすいです.

百度地图 (Baidu map) を使って目的地を入力すれば,どの停留所からどのバスに乗ってどの停留所で降りればよいか表示されるので,初めての都市であってもバス移動が可能です.勿論,バスでも天府通カードが利用できますので支払いも心配要りません.

園内の一角でお茶をいただきました.我々は休憩がてらお茶を飲んだだけですが,周りを見ると多くの人が麻雀に興じていました.初めは気が付きませんでしたが,皆さん麻雀をするために集まってきているようです.老若男女問わず様々な人が参加していたことは興味深いです.


常乐足道

小1時間まったりとして次はどうしようかと同行者と相談して,今日はゆっくりする日なのでマッサージに行くことにしました.近くのよさげなお店を検索して見つけたのが常乐足道という成都を中心に展開しているマッサージ店.望江楼公园から一番近いのが成都航空路店だったので,バス(256番)で向かいます.

目的のマッサージ店が入っているビルはすぐに分かりましたが,上に上がるエレベータがどこにあるのか分からず少し迷いました.入店して受付に向かうとすぐさま,「有(预)订吗(予約していますか)?」と聞かれました.してないと答えると,予約が多くて少し遅くなるとのことでしたが,次の予定があるわけでもないので待つことにしました.

コースによっても時間が変わるので,どのコースにするのか尋ねられました.我々が選んだのは,足疗+踩跷というコース.足疗(zu liao)とは所謂足つぼマッサージで,足浴してから行ってくれます.踩跷(cai qiao)とは足踏みマッサージのことをで,今回初めて受けました.

予約をして待っている間に,パイロットと思われる制服を着た欧米人が入店してきました.彼は予約しているのでしょう,慣れた感じで施術室へと向かっていきました.なお,あとで前の通りの名前が航空路という理由を理解しました.近くに中国国際航空(国内では略して国航guo hangと呼ばれる)のビルがありました.他の航空会社のオフィスもあるのかも知れません.

30分ほど待って我々の番がやってきました.担当は二人とも女性でした.足つぼマッサージや指圧等は,若干力が強いぐらいで日本で受けるものと大きく変わりません.期待と不安で一杯だったのが踩跷です.

うつぶせになった状態で太もも辺りから始まったと思います.施術者は天井近くの2本の棒に両腕を掛けて荷重を調整しながら進めます.初めはちょっと強(重)過ぎるかなと感じましたが,施術が進むにつれて慣れてきます.

そして,足の裏全体で揉み解すので筋肉全体に効率良く効きます.太ももから足首への往復を何度か終えると,背中へと移動します.体重を掛けられ過ぎると苦しくなるので,施術者の熟練度に依存する面が大きいと思います.幸い我々は丁度良い施術を受けられました.


小龙翻大江

体がリラックスしたところで夕食に向かいます.この日は火鍋屋さんに行くことにしました.向かったのは小龙翻大江というお店.こちらではとても有名なお店のようで繁盛していました.我々は少し遅めの20時頃に到着しましたが,それでも予約していなかったので席が空くのを暫く待ちました.店内に入ると龍の飾り物などの演出がなされています.


メニューについては予習していなかったので適当に注文しました.辛くするか?的なことを聞かれましたので少しだけと答えましたが,結果的に出来上がった鍋は激辛になりました.唐辛子の辣の辛さではなく, 花椒(山椒の仲間)による痺れる辛さです.

食事の途中,我々が辛そうに食べているのを見て,スタッフが花椒をすくい上げに来てくれました.その様子を見ていて唖然とします,その量が半端なかったです!そりゃ痺れるわけです.しかし,辛い物が好きな人間にとっては癖になる鍋です.

あまりの辛さと花椒の量に驚きながらの食事のため写真をほとんど撮っていなくて,あったのは食事を大方終えた後の鍋.これでも辛さの一端が伝われば幸いです.

なお,たれはごま油をベースとしたもので,好みでニンニクなどを入れるようでした.日本人からすると変わったたれですが,辛さを油で調整する役目があるのかも知れません.

最後の方には麵を持った人がきて薦めてきたので注文すると,その場で麺打ちのパフォーマンスが始まりました.チップは必要です.夕食開始が遅かったので22時ぐらいになりました.明日は早めにジャイアントパンダ基地に向かう予定なので,今日はこれで宿に戻りました.

3日目に続く

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