｜タンロン遺跡
ホーチミンの家を後にして向かったのはタンロン遺跡（Imperial Citadel of Thang Long）．ホーチミンの家から1 km程なので，この季節なら街並みを見ながら歩いていくことができます．真夏はタクシーを利用された方が良いと思います．途中，飲食店が並んでいたので休憩を兼ねて昼食を．お昼からビールをいただいて満足しました．
タンロン遺跡は2000年代に入ってから発見され世界遺産に登録されました．入り口は西側（Hoang Dieu通り側）にありますが，世界遺産とは思えないほど地味なので通り過ぎてしまわないようにしてください．入場料は30,000VND（約¥150）で月曜日が休みです．入場すると目に入るのがこの遺跡のシンボルである端門．テトの時期のためか広場には装飾がなされており，訪れた人は記念撮影していました．
端門の上には上がることができます．端門から広場を見渡すと反対側には国旗掲揚塔（Flag tower）が見えます．ベトナム国旗が誇らしげにはためいていました．歴史的価値の高い場所ですが，知名度が高くないのか訪れる人はあまり多くはありませんでした．ずっと人の多いところにいるのは苦手なので，静かな場所を訪れると落ち着きます．
国旗掲揚塔に上がると，隣の軍事歴史博物館の敷地内に展示されている戦闘機が目に入ります．
｜バイクタクシー
ここで一旦宿に戻ることにします．Grabでバイクタクシーを呼ぼうとしていると，近くにいたバイクに乗ったおっちゃんが声を掛けてきました．それ（Grab）で呼ぶより俺のに乗る方が早いよ，というようなことを言っています．あー，これ乗ったらぼったくられるんだろうなあと思いながらも，どれぐらいの値段を言ってくるのかの興味が勝り，おっちゃんのバイクに乗車することにしました．
Grabアプリの画面で目的地の宿を示すと，分かったから乗れとおっちゃんは言います．いくらなのかと尋ねても，Okなどと言ってはぐらかされましたので，覚悟を決めて乗車しました．おっちゃんは大して地図を見ることもなく私の宿近くに到着しました．流石はベテランのバイクタクシーです．さて，いくらと言ってくるのでしょうか？因みに，今朝ホーチミン廟に向かった時の料金からすると，Grabバイクだと30,000VDN（約¥150）以下の距離です．
いくらなのか尋ねると，おっちゃんは私が手に持つ紙幣を指さして100,000VND（¥500）だと言ってきました．なかなか吹っ掛けてくるじゃないですか．勿論，そんなに払う気はないので高過ぎる（too expensive!!）と言いましたが，おっちゃんはそれ（100,000VND）だと言って譲りません．これ以上揉めても仕方がないので，50,000VND（¥250）渡してこれで十分やろ（It’s enough!!）と言うと，おっちゃんはニコッとして満足そうでした．
Grabの通常料金から手数料等を差し引かれた額と比べると倍以上になるので，おっちゃんには良い商売だったはずです．今回はぼったくられたとしても大した金額にはならない距離であり，日中の市街地での乗車でしたので不安はありませんでした．しかしながら，トラブルに巻き込まれる可能性もありますので，観光客がバイクタクシーに乗車される際にはGrabを利用されることをお勧めします．
｜聖ヨセフ大聖堂
宿に戻って少し休んだ後に向かったのは旧市街地内にある聖ヨセフ大聖堂 (St. Joseph Cathedral) ．フランス統治時代に建築されたハノイでは最も古く大きい教会です．壮大で優雅な姿に目を奪われます．観光客も教会の中に入れますが，お祈りをしている信者もいるので邪魔にならないように見て回ります．教会のステンドグラスはいつ見てもよいものです．
教会の周囲には観光客を当て込んだカフェやレストランが立ち並んでおり，テトの時期ということもあり賑わっていました．その中の1軒の外席（テラス席というほどではなく店の入り口に椅子とテーブルを置いた感じ）で休憩がてら1杯頂くことにしました．
1杯のつもりでモヒートを注文して，教会や行きかう人々を眺めながらゆっくりしていたら，その居心地の良さに2杯目を注文していました．暫くして日が沈みだすと，ライトアップされた教会がより美しく映ります．写真は左からそれぞれ17時半，18時過ぎ，19時前のものです．
結局，完全に日が沈むまで店先の席で過ごしました．長居したので途中，お腹が空いて麺も頼んで夕食も済ませました．
短い時間の旅なので，もっと効率よく色々なところを回るのも良いのですが，個人的には行き当たりばったりで気に入ったところでゆっくり過ごすのが好きです．
宿へ戻る前，明日の晩に利用する空港行きのバス乗り場を確認しておきました．バス停には時刻表の看板もありました．
3日目に続く．
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