台灣はもう何度も訪れていますが，特に南部（台南・高雄）が好きです．台北を訪れる日本人は多いですが，南部や東部まで足を運ぶ方は多くありません．機会があれば是非，南部や東部を訪れてみてください．台北を訪れたことがあるだけで台灣を知っていると言うなれば，それは大きな間違いであるというぐらいに感じています．
今回は年末年始の休みを利用して訪れました．旧正月（春節）を大事にする台灣では，1月1日が開国記念日で祝日，12月31日は企業によっては午後休みになるなどはありますが基本的には他の月末と変わりません．そのため，この時期に台灣を訪れたとしても日本の年末年始のように宿探しに困ることはありません．
しかしながらこの年は違っていました．12月29日が土曜日のため1月1日の火曜日まで4連休となっていました．いつも到着日の宿だけ予約しておき，その後は気分次第で決めていましたので，4連休と重なったため宿探しに難儀しました・・・詳しくは後ほど．
｜フライト
往路：12月27日（木）MM035 (KIX to KHH)
復路：12月30日（日）MM036 (KHH to KIX)
約¥27,000（Peach aviationで予約）
年末年始の旅行先として台灣は人気のためLCCと言えども激安と言えるチケットは見つかりません．それでも関空発では高雄便の方が安い傾向にはあります． 今回は暫く価格の推移を見ていましたが，出発の10日程前に上記の価格で購入しました．
往路はお昼前に関空を出発し，昼過ぎに高雄に到着します．復路はお昼過ぎに高雄を出発し，夕方過ぎに関空に到着します．日本からの利用者によっては共に利用しやすいスケジュールです．
｜1日目
今回はリムジンバスで空港まで向かいます．バスの利用は空港に向かう往路のみが多いですが，今回は復路の到着予定時間もバスの出発時間と合うため利用しました．復路は遅延があると乗り損ねる可能性がありますが，最近の到着履歴を見ているとほとんど遅延していないので大丈夫だと判断しました．
空港に着いたら朝食をいただくためにぼてじゅうに向かいます．この当時はeチケットの予約控えとプライオリティ・パスの提示でも利用できましたが，2019年以降は搭乗券（モバイル搭乗券も可）を提示しなければならなくなりました．つまり，第2ターミナルを利用するPeach等に搭乗する場合，現実的には利用が困難となりました．
チェックイン開始直後に第2ターミナルでチェックインして搭乗券を手に入れ，第1ターミナルに戻ってぼてじゅうの入店の列に並び，入店と同時に注文して食べ終わったら直ぐに第2ターミナルに向かえば利用可能です．
しかしながら，入店待ちが長かった場合（混雑時）は料理が出てくるのにも時間が掛かりますので，間に合わなくなる可能性が高いため現実的ではありません．
朝からがっつり頂いたので第2ターミナルへ移動します．初めて第2ターミナルを利用した時には何にもないターミナルでしたが，今では食事をするところや売店もある程度できて空港ターミナルらしくなりました．ラウンジもできると嬉しいですが，LCC用ターミナルのため難しいでしょうね（成田の第3ターミナル同様）．
セキュリティチェックおよび出国審査を済ませて，お茶を買って搭乗を待ちます．予定時刻に搭乗が始まり，3時間のフライトはあっという間で高雄に到着しました．
｜高雄到着
少し早いですが，もうチェックインできるだろうと宿に向かいます．
1泊目の宿はAgodaで予約した華宏飯店（Hwa Hong Hotel）．台鉄の高雄駅に近く，明日，台南に移動するつもりなので都合が良いです．この日は台灣の4連休が始まる前なので，¥2,900と価格も文句ありません．
｜港園牛肉麵
荷物を置いて早速向かったのは，港園牛肉麵という牛肉麺屋さんです．場所は地下鉄（高雄捷運）橘線の塩埕埔駅（Yanchengpu）から400‐500 mのところにあります．駅からは歩いていける距離にありますが，夏の日中は辛いかも知れません．
私はレンタル自転車で向かうことが多いです．高雄市内にはC-bikeというレンタルバイクの拠点が多くありました（2019年まで）．2020年からはYoubikeとして新たにサービスを提供しています．詳しくはこちらをご覧ください．旅行客でもアプリをダウンロードして登録した上でクレジットカードで利用可能です．
さて， 港園牛肉麵は高雄に来るとほぼ毎回来ているお店です．牛肉麺というと牛肉入りラーメンを思い浮かべますが，こちらで人気なのは牛肉拌麵（niu rou ban mian) （110元）という汁なし牛肉麺です．汁ありの牛肉湯麵 (niu rou tang mian) もありますが，一度汁なしの牛肉拌麵を食べるとはまります．私はいつも牛肉拌麵にきゅうりの漬物（40元）を頼みます．なお，きゅうりの漬物などの副菜は自分で冷蔵庫から出します．テーブルにあるニンニクをたっぷり載せて頂くのが幸せです．
レンタルバイクでぶらぶらしていると，くまモンかと思うものが目に入りました．調べてみると，こちらは高雄市のキャラクターのようです．
熊本県・熊本市と高雄市は友好交流協定を締結している関係のようなので安心しました．因みに高雄の雄はxiongと発音し，熊の発音も同じxiongです．
この後は夜に何度か行ったことのあるバーで少し飲みました．Bar Nineという名のお店で，地下鉄だと紅線の中央公園駅が最寄りになりますが，駅からは少し離れています．
このお店の女性オーナは英語や日本語も堪能なので，一人旅の方でも安心して行ってみてください．
今日はこれにて宿に戻りました．
2日目に続く．
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