|2日目
2日目の今日は台南（Tainan）へ移動します．台南へは台灣鉄道（台鉄）を利用します．台鉄でも台灣のSuicaやICOCAに相当する悠遊卡 (Easy card）が使えます．高雄では一卡通 (iPass) というカードも使用されており，以前は相互利用できなかったので不便でした．日本でも以前は交通系ICカードが相互利用できず，遠方へ出掛ける時には複数枚持ち歩かないといけないことがありました．
｜蔬菜蛋餅
さて，宿から台鉄の高雄駅はすぐ近くなので歩いて向かいます．電車に乗る前に近くのお店で朝食をいただきました．蔬菜蛋餅という玉子巻きのお店で，この蛋餅は台湾の朝ごはん屋さんの定番商品の1つです．こちらのお店も朝やお昼をメインとしているので，営業時間は6:00から14:00まで（火曜定休）です．
｜高雄駅
向かいの高雄駅の改札へ向かいます．駅舎がフェンスに覆われていますが，この駅舎は仮設駅舎だったそうで現在はこの奥に新しい駅舎が完成しています．私が初めて高雄に来た時からお世話になっていた駅舎なので少し寂しさもあります．
なお，日本統治時代の旧高雄駅舎もここから100m弱南東にて保存されていましたが，2021年9月に新高雄駅舎の敷地内に移設されたようです．移設された旧駅舎は帝冠様式の歴史的価値から高雄市の歴史建築に登録されています．
｜屏東市 勝利文創園區
さて，台南に向かう前にちょっと寄り道することにしました．台鉄で20‐30分のところにある屏東市へ向かいました．屏東駅から徒歩で向かったのは勝利文創園區と呼ばれるエリアです．ここは日本統治時代に陸軍宿舎が立ち並んでいたエリアで，後に中華民国軍の宿舎として利用されていました．
近年は空き家が多くなっていたようですが，街並みの再生活動が始まりリノベーションされた建物はカフェやレストランとして利用されています．その中の青島街にある１件のお店で昼食がてら休憩しました．立ち寄ったのは景苑庭園珈琲．オープンカフェ形式のこのお店は張其中将軍故居です．
カフェですが定食も提供されており，お昼時でしたので食事もいただきました．黄色いポットに入ったスープが美味しかったです．
可愛い子犬に見守られながら食事しました．
今日の宿は決まっていますが，実は明日の宿が取れていませんでした．4連休を甘く見ていましたが，台湾では珍しくこの時期に4連休になったので旅行に出る人が多いようです．ドリトミーや少し高め（3,000‐4,000元＝10,000‐15,000円）で探せばありますが，それは辛いので諦めずもう暫く探します．
宿探ししながらゆっくりしていたら蚊に刺されたので，移動することにします．屏東駅に戻り台鉄で北上して台南に向かいます． 屏東から高雄が20‐30分，高雄から台南が30－40分なのでおよそ1時間の移動です．なお，高雄から台南へは新幹線（高鐵）も利用できますが，高鐵の台南駅は市街地から離れた場所にあるため，台南の市街地へは台鉄かシャトルバス（高鐵利用者は無料）を利用することになります．
よって，高雄から台南への移動で高鐵を利用するメリットはありません．勿論，台北や桃園（空港）から台南に向かうのであれば，時間的メリットが大きいため高鐵が便利です．私は台北－台南の移動であっても，もっぱら快適で安い高速バスで移動することが多いですが．
さて，台南駅に到着しました．今日の宿は台南駅前の鐵道大飯店（Tie dao hotel）．
Agodaで予約して¥3,800．台鉄台南駅前でバス乗り場の目の前なので便利ですが，綺麗さや清潔さを求める方には向きません．
｜老唐牛肉麵店
部屋にチェックインしてからも明日の宿を探します．台南か高雄であまり高くない部屋を探し続けていたところ，何とか条件に合う1件の空きが見つかりました．キャンセルが出たようで助かりました．ほっとしてから向かったのは台南に来たらいつも行く牛肉麺のお店，老唐牛肉麵店．2階席もありますが，いつも路面の椅子とテーブルで頂きます．
牛肉麺は小（140元）と大（170元）があります．いつも合わせて泡菜（35元）をいただきます．あっさりスープに赤みの牛肉が飽きることなく美味しいです．
｜Kinks bar 老房子
牛肉麺を食べているうちにすっかり暗くなりました．少し飲むために近くにあるバーへ移動します．やって来たのはKinks bar 老房子（残念ながら閉店しました）．古民家をリノベーションした店内にはアンティーク家具が多くありました．
入店時にはちらほらだったお客が，いつのまにか店内溢れかえるほどに．当時は連休だから皆さん飲みに来ているのね，と思っていましたが，閉店が近いため地元の常連さん達が集まってきていたのかと思います．閉店前に来ることができて良かったです．
本日はこれにて宿に戻りました．
3日目に続く．
コメント