|2日目
今日は台南へ移動します.その前に私の好きな牛肉麺屋さんに同行者を連れていきます.地下鉄橘線で昨日と同じ鹽埕埔駅まで移動します.駅を出て南東に500 mほど歩いたところに目的の牛肉麺屋さん,港園牛肉麵はあります.
汁ありの牛肉湯麵と汁なしの牛肉拌麵(いずれも110元)がありますが,こちらのお店で人気なのは汁なしの牛肉拌麵です.私も初めて訪れた時には何も考えずに汁ありの牛肉湯麵を頼みましたが,後に牛肉拌麵を食べてからはいつも牛肉拌麵を頼むようになりました.いずれも美味しいのでお好きな方をどうぞ.
いつも合わせてきゅうりの漬物(40元)を食べます.副菜類は自分で冷蔵庫から取り出します.牛肉麺ときゅうりの両方にテーブルにあるすりおろしたニンニクを入れて食べるのが最高です.暑い時期の夏バテ予防にもなるのではないかと思います.同行者も大満足のお店でした.
|高雄市立歴史博物館
せっかくなので近くにある高雄市立歴史博物館にも立ち寄りました.
こちらの建物は日本統治時代に建築され高雄市役所(現在の高雄市政府)の庁舎として使用されていたもので,のちに市政府が別の場所に移転したあと高雄市立歴史博物館として使われています.日本の帝冠様式で造られた建物を見学するだけでも価値があります.入場料は無料(休館日:月曜日)ですので,是非お立ち寄りください.
|台南へ移動
さて,それでは台南へと向かいます.地下鉄で高雄駅まで移動し,台灣鉄道(台鉄)に乗り換えます.台鉄でも悠遊卡や一卡通(台灣のSuicaやICOCA相当する交通系カード)で乗車できます.台鉄の高雄駅から台南駅までは特急に相当する自強號だと30‐40分です.
自強號は指定席となっていますが,悠遊卡などのICカードで乗車した際には座席指定はできません.しかし,座席が空いていれば座っていても大丈夫です.指定席付きの乗車券を持った人が来たら「ここ私の席よ」と言ってくれるので,席を空け渡せば問題ありません.
なお,太魯閣號や普悠瑪號といった新自強號と呼ばれる特急列車は完全指定席制なので,指定席券を持たずに乗車すると不正乗車になります.新幹線に当たる高鐵は日本と同様に指定席(對號)と自由席があり選択できます.
台南に着くと宿にチェックインできる時間になっていたので向かいます.今日と明日の宿はAgodaで予約した,台南名世大飯店 (FAMOUS HOTEL) です.2泊で¥6,400程度でした.立地はとても良く,建物はやや古いですが清潔にされており,スタッフの対応が素晴らしいので慣れない方にもお薦めできます.
台南駅から1km強なので徒歩で来れる距離ですが,スーツケースがある場合にはタクシーを利用された方が良いかも知れません.歩道の段差なども多いので距離だけで判断すると辛いことがあります.バックパックだけの方なら是非歩いて,台南の雰囲気を感じられるのが良いと思います.
|赤崁楼 (Chi kan lou)
暑さで疲れたので,少し部屋で休憩してから向かったのは台南のシンボル的存在である赤崁楼.ここはオランダ統治時代の1653年に造られ,元々はプロヴィンシア城(Fort Profintia)と呼ばれていました.その後,明朝,清朝.そして日本統治時代と時代は変わっても建物の風貌はほぼ変わっていないそうです.代々行政機関として利用されてきましたが,現在は国定古跡に指定され多くの観光客が訪れています.入場料は大人50元,学生25元(要ID),6歳以下無料です.
|神農街
次に赤崁楼から600m程西に行ったところにある神農街に向かいました.古い通り(老街)が多く残る台南で多くの方が訪れる街歩きスポットが神農街です.古民家をリノベーションしたカフェや雑貨屋さんなどが並びます.お店の多くはお昼頃から開くようです.
写真は大分前に訪れた時のものですが,陽が沈んだ後の灯籠の灯りに照らされた街並みは幻想的です.スクーターが家々の前に停められているのは台灣らしい光景です.
|沙卡里巴 (Sakariba)
神農街を後にして夕食のために向かったのは,沙卡里巴と言う名の台灣式居酒屋(熱炒).神農街から南西方向に位置します.沙卡里巴とは盛り場からきていますが,盛り場という言葉自体あまり使わなくなりました.なお,このお店から少し東に行ったところにある康楽市場のことも地元では沙卡里巴で通じるそうです.
メニューは熱炒そのもので,いずれも日本人の口にも合いますが,このお店の特徴は店内装飾です.お店のHPをご覧いただくと分かりますが,古き良き時代?のレトロな作りとなっています.観光客向けではないのでローカルの人たちで賑わっていました.なお,熱炒では白ご飯はセルフサービスでおかわり自由の無料となっていることが多いですが,こちらのお店はメニューにあり注文する必要があります.
これにて2日目終了です.
3日目に続く.
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