|3日目
今日も台南市内で過ごします.宿の周りには朝食屋さんが多くありますが,提供される朝食もちゃんといただきます.素食ですが美味しくいただきました.朝食を食べた後ですが,この後向かったのは再發號肉粽という老舗のちまき屋さん.特製八寶肉粽(150元)という一番高いのを二人でシェアしました.他にスープ類もあるので合わせてどうぞ.
|國立台灣文學館
続いて再發號肉粽から南へ歩いて少しのところにある國立台灣文學館へやってきました.ここは日本統治時代に台灣州庁として建築された洋館で,第2次世界大戦後も台南市庁舎として利用されてきました.2003年から文学博物館として利用されています.
文学館のため書籍類に興味がない方には面白くないかもしれませんが,建物を見学するだけでも価値があります.また,建物内には展示物として当時のレンガ造りの基礎部分も保存されています.開館時間は9:00から18:00(月曜日休館)で,入館は無料です.
|林百貨
文學館から西に少し行ったところにあるのがMade in Taiwan (MIT) 商品を多く取り扱っている林百貨.この建物の歴史は1932年に日本人実業家 林方一氏が創立した林百貨店に始まります.当時の台南で最高層となる6階建てです.なお,氏は百貨店の開店直前に急病のため,多くのお客で賑わう店舗を見ることなくで亡くなったそうです.
店内の構成としては,1Fではお土産品やお茶など,2Fでは台南の職人によるハンドメイドの雑貨や工芸品,3Fでは衣類などがそれぞれ販売され,4Fは書籍販売とカフェ,5Fはレストランとなっています.そして,最上階の6Fには記念品を販売するショップと台南の街が望める展望スペースとなっています.また,戦時中に空襲を受け崩壊した壁も保存されています.
ここでは珍しいお土産品が見つかるかも知れません.買い物がお好きな方は是非,お立ち寄りください.定休日はなく,営業時間は11:00から21:00です.
|信安按摩《台南民族店》
歩き回って疲れてきたので休憩も兼ねて訪れたのは,林百貨から北に行ったところにある信安按摩.地元のお客が多いお店ですが,価格と技量のバランスは良いと思います.店内の壁のメニュには日本語も併記されているので,話せなくとも指差しすれば問題ありません.
私は何度か訪れていますが,いつも全身60分で600元(今は値上げされて700元のようです)のコースを頼んでいます.施術者は視覚障害者の方ですが,痛気持ちいい絶妙な力加減で手際よく全身をほぐしてくれます.
|甘単咖啡館
マッサージで癒やされたあとは台南らしい小路を入ったところにあるカフェ,甘単咖啡館に来ました.台南には古民家(老房子)をリノベーションしたカファが多くありますが,その中でも甘単咖啡館は古くからあるお店として知られています.地元民から観光客まで多くの人が訪れます.
メニュは珈琲類が中心でお菓子が少しあるくらいですが,割り切っているのも好感が持てます.店内も必要以上に手を入れてはいません.暑い台南を観光して疲れた時にお立ち寄りください.営業時間は13:30から21:20(定休日なし)です.
|密密一鍋
今夜は鍋物を食べようということになりました.台南にも鍋料理のお店は多くありますが,今回はちょっと変わったお店に来ました.密密一鍋という名前からも分かるかも知れませんが,一人鍋のお店です.カウンター式のテーブルに一人一つのコンロと鍋が用意されます.
複数人で来ても全く問題ありませんが,鍋は一人に一つでそれぞれの鍋を楽しむことになります.鍋のベースは辛い麻辣鍋か辛くない鈣骨鍋が基本になります.それぞれでメインを牛肉・豚肉・海鮮から選択できます.単体で組み合わせることもできますが,セットメニュだと300元前後です.
|Simple Plan 咖啡小酒館
食後,本日の最後にやってきたのはSimple Plan 咖啡小酒館というバー.店構えや雰囲気はバーですが,食事メニューも豊富なのでしっかり食事される方もいます.密密一鍋でお腹いっぱいだったので,ドリンクだけいただいて2時間ほど滞在しました.
今日はこれにて宿に戻りました.
明日はバスで台北へ向かいます.
4日目に続く.
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