2018年6月,チェジュ航空で関空−釜山間の安いチケットを見つけたので,世界遺産の街とも言われる慶州(Gyeongju)を訪れてみることにしました.釜山の金海国際空港から高速バスで直接,慶州へ向かいます.今回は2泊3日の短い旅です.
|フライト
往路:2018年6月15日 7C 1351 (KIX to PUS)
復路:2018年6月17日 7C 1352 (PUS to KIX)
約¥12,000(チェジュ航空で予約)
往路は10時半頃に関空を出発し,12時頃に釜山に到着します.復路は8時半前に釜山を出発し10時前に関空に到着するスケジュールです.
|1日目
今回はリムジンバスで空港に向かいます.乗車してしまえば,乗り換えなど気にせずに出発フロアまで送り届けてもらえるので空港リムジンバスは便利です.空港に着いたらチェックインを済ませて,プライオリティ・パスで利用できるぼてじゅうで朝食をいただきました.
その後,セキュリティチェックおよび出国審査を経てゲートに向かいました.ほぼ定刻に搭乗し離陸しました.追加料金を払って座席指定をしたわけではありませんが,足元の広い席が割り当てられました.もう少し長いフライトならありがたかったのですけどね.
|釜山到着・慶州へ移動
1時間45分程で釜山の金海国際空港に到着しました.入国してまずはATMでウォンを入手しました.外貨を調達する手段は色々とありますが,私はいつもクレジットカードのキャッシング機能を利用しています.便利さ・レート・安全性などの観点から総合的に一番良い手段だと思います.
さて,慶州に向かうため高速バス乗り場を目指します.空港の建物を出て右に進むと慶州へ向かうバスの出ているバス停1を見つけます.その近くにチケット売り場も見つかりました.この時,12時過ぎでしたが,12時半のチケットを購入できました.慶州まで大人9,000 KRWです.
定刻にバスがやってきて乗車しました.私が乗車した時間帯は渋滞等もなく75分程で慶州バスターミナルに到着しました.少し早いですが,今日の宿に向かいます.Agodaで予約したApple House Mini Hotelで,約¥2,700でした.
チェックインには少し早かったので荷物を預かってもらえるかどうか訪ねたら,清掃が終わっている部屋が空いていたようでチェックインできました.
|佛國寺
予定より早く慶州に到着したので,明日訪れるつもりにしていた佛國寺に向かうことにしました.佛國寺は慶州に来た人なら必ず訪れるといっても良いぐらい有名な寺院です.1995年にユネスコの世界遺産に認定されており,国宝も7つ現存している寺院です.
創建は535年,新羅の法興王の時とされています(諸説あり).その後,751年に当時の宰相であった金大城によって現在の姿になったとされています.
慶州市内中心からだと,10番または11番のバスで迎えます.私が乗車した15時頃だと約45分で佛國寺の駐車場前に到着しました.そこから徒歩で入口を目指して登っていきます.佛國寺と記された門の横で入場チケットを購入します.入場料は大人4,000 KRW,子供2,000 KRWです.
チケットを購入したら門を抜けて中に入ります.整備された境内を進むと天王門が現れます.ここでは四天王が寺院を守っています.
門を抜けて更に進むと本殿が近づき石造りの階段が2つ目に入ります.向かって右側の階段(橋)の先には紫霞門(写真)という門が,左側の階段(橋)の先には安養門という門があります.本堂である大雄殿は紫霞門の奥にありますが,いずれの橋も通行が禁止されているため本堂へは紫霞門右側の坂道を進みます.
本殿である大雄殿まで来ました.この日は金曜日で夕方になっていましたが,それでも観光客が多くいました.
大雄殿の東側にある多宝塔も国宝の1つで,様々な形状の石が1つの塔に組み込まれている点が特徴的です.また,大雄殿を更に奥に進むと毘盧殿という建物があり,多くのカラフルな提灯が印象的でした.
境内を出て,バス停に向かっている途中でおばあちゃんが売っていたウインナーがとても美味しそうだったので,買って食べながらバスを待ちました.やってきたバスに乗車して一旦,市街地に戻りました.復路は宿の近くまで約40分でした.
|大陵苑
近くに古墳群があるようなので訪れた大陵苑.ここはいくつもの古墳が存在する古墳公園です.
手入れの行き届いた芝生が古墳を守るように覆っています.
|雁鴨池(東宮と月池)
暗くなりライトアップされると綺麗だということでやってきたのは雁鴨池.月池とは674年に新羅の統一を記念して造られた人工池です.また,新羅王宮の別宮である東宮の跡地が残されています.宿近く(バスターミナル)からバスで10分程度でしょうか.
到着したのは19:30頃でしたが,私のようにこれから入場する人が多くいました.定休日はなく,9:00から22:00(最終入場21:30)まで開いていますので,夕食をとってからでも来ることができます.入場料は大人3,000 KRWです.
チケットを購入して入場します.なかなか綺麗なところです.ぶらぶらと40分ほど滞在しました.
|瞻星台
雁鴨池のすぐ西にも有名な場所があるので来てみました.瞻星台は7世紀に作られた東洋最古の天文台です.何とも愛らしい形をしています.石を積み上げただけのようですが,石の個数や段数などは科学的に計算されたもののようです.敷地内への入場は無料です.
そろそろお腹が空いてきたので,近くで食事できるところを探しましたが見当たりませんでした.仕方なくそのまま宿方面まで歩いて戻ることにしました.途中の公園でライブをやっていましたが,ハングルは全く分からないので,暫く眺めて移動しました.
宿周辺に戻ってきてお店に入ろうとしましたが,すでに21時になっていたので閉店時間で断られてなかなか夕食にありつけませんでした.最終的に焼き鳥のお店に入りました.歩き疲れて汁物が欲しかったので,いきなりキムチうどんを頼んでしまいました.久々にチャミスルも頂きました.
今日はこれにて宿に戻りました.
2日目に続く.
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