2018年5月 アユタヤ・バンコク,Ayutthaya, Bangkok, 大城府・曼谷③

旅 (Trip)

4日目

今回は初めてのバンコク市内なので,メジャーなところを中心に回ります.初めに向かったのはワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)(Wat Phra Kaeo).バンコクを訪れた方のほぼ全てが訪れるであろうタイ最高の格式を誇る寺院です.



水上バス乗船

ワット・プラ・ケオへは水上バスで向かいます.利用しやすい水上バス乗り場は,BTSのサパン タクシン駅(Saphan Taksin)の近くにあるサトーン船着場(Sathorn)です.私は宿から最寄りのアソーク駅(Asoke)でBTSに乗車して,サイアム駅(Siam)でシーロム線に乗り換えてサパン タクシン駅で下車しました.

サパン タクシン駅からは徒歩数分でサトーン船着場に到着します.2番出口から出て道なりに進んでいけば見つかります.サトーン船着場では2種類の水上バスが出ています.チャオプラヤ エクスプレスボート(Chao Phraya Express Boat)とチャオプラヤ ツーリストボート(Chap Phraya Tourist Boat)です.それぞれチケット売り場が異なりますのでご注意ください.


エクスプレスボートは,ローカルな水上バスで安い(オレンジフラグで15 THB)が,停車駅が多く時間も掛かり船内も綺麗ではありません.一方,ツーリストボートは観光客向けで安くはない(高くもないが50 THB)が,停車駅は観光地のみで船内も綺麗めです.

今回は初めてなのでツーリストボートで向かいました.ツーリストボートでワット・プラ・ケオに向かうには,ターマハラート船着場(Tha Maharaj)で下船します.



ワット・プラ・ケオ(Wat Phra Kaeo)・王宮

下船してから王宮の敷地まではすぐですが,入口(北側にあるウィセーッチャイシ―門)までは少し歩きます.また,入り口に到着したら服装と荷物チェックがあります.服装に関してはタイ国内でも最も厳しいとされおり,当然のことながら短パン・ミニスカート,ノースリーブ・タンクトップ,サンダルでは入場できません.

王宮の敷地に入場したら,チケット売り場を目指します.チケット売り場を目指す途中がよい写真スポットです.なお,ワット・プラケオは,1782年にラーマ1世がチャクリー王朝を開いた時に建てた寺院です.



さらに進んでいくとチケット売り場が見えてきます.外国人は500 THB(約1,700円!).かなり強気の設定ですが,それでも多くの観光客が訪れる有数の名所です.なお,側にはATMや両替所がありますので,現金の持ち合わせが少なくても大丈夫です 笑.

とにかく人が多い中,ようやく入場できました.ワット・プラ・ケオを含む王宮敷地内は多くの場所で写真撮影が許可されていますが,ワット・プラ・ケオの本堂内などのいくつかの場所の撮影は禁止されていますのでよくご確認ください.

本堂にある翡翠で造られた仏像の美しさは一見の価値があります(撮影できないのでご自身でご確認ください).なお,タイ国内には他にもワット・プラケオ(エメラルド寺院)と呼ばれる寺院があります.北部の都市,チェンライ(Chiang Rai)にあるようですので,訪れてみたいです.

こちらは王室専用の御堂で,ラーマ1世から8世までの歴代国王の像が納められているそうです.内部は見学できまえんが,屋根の上のクメール様式の仏塔が特徴的です.



御堂の東側には2塔の仏塔があります(写真は1塔).角張った形状が特徴的で,台座の回りを支えているのは猿の神とのことですが,私には見分けが付きません.



王宮エリアへと移動しました.こちらはチャクリー・マハ・プラサートとよばれるタイとイタリアの建築様式が融合した宮殿です.2階部分が迎賓館として,国賓の応対に用いられているそうです.



屋根の細部の装飾がとても手が込んでいます.


これにて王宮を後にします.次に向かうのはワット・ポー (Wat Pho)です.王宮の南に位置しますので歩いて向かいます.途中,水分補給に屋台で売られていたパイナップルを頂きました.これで10−20 THBが相場です.

ワット・ポーに入る前に,近くにある友人のおすすめのお店でお昼にします.イン ア デイというホテルの1Fに併設されているレストランです.



イン ア デイ (Inn A Day)

チャオプラヤ川沿いにあるホテルです.今回は1Fのレストランのみを利用しました.人気店のようで,13:30頃でしたが満席に近かったです.



友人おすすめのサラダとシンハーを頂きました.暑い中歩いた後のビールは最高ですね.でも,利尿作用による脱水症状にはお気をつけください.しっかり休憩できたのでワット・ポーに向かいます.



ワット・ポー (Wat Pho)

ワット・ポーは1788年にラーマ1世によって建てられた寺院です.中でもラーマ3世によって造られた涅槃仏(寝釈迦仏)はとても有名です.また,医学の府とされた寺院なので,敷地内でタイ古式マッサージの施術を受けることもできます.入場料は100 THBでした(2019年1月より200 THBに値上げされています).

寝釈迦仏が安置されている涅槃寺(本堂ではない)は土足厳禁です.入り口に靴を入れる袋が用意されているので,靴を脱いで入ります.全長46 m、高さ15 mとその大きさに圧倒されます.



足の裏にはバラモン教の真理を表す108の螺鈿細工が施されています.



境内には4つの大きな仏塔といくつもの小さな仏塔があります.大きな仏塔は色が異なっており,緑色(左写真の真ん中)がラーマ1世,白色(同奥)がラーマ2世,黄色(同手前)がラーマ3世,青色(写真なし)がラーマ4世をそれぞれ象徴しています.



仏塔の周囲は壁で囲われており,壁には回廊状に仏像が並べられています.



華やかな色使いと細かな装飾の屋根も個人的に非常に惹かれます.



これにてワット・ポーを後にして,チャオプラヤ川の対岸にあるワット・アルン(Wat Arun)へと向かいます.川を渡るための渡し船にはターティアン船着場(Tha Tien)から乗船します.ワット・ポーから徒歩で数分のところにあります.渡し船を待つ列に並んでいる時にスイカを買って水分補給しました.チケット売り場(4 THB)および乗り場は土産物店が並ぶ通路の奥にあります.



*2019年9月にMRTブルーラインのサナーム・チャイ(Sanam Chai)駅が開業しました.この駅はワット・ポーまで徒歩5分の場所に位置しますので,最も便利な移動手段ができました.




ワット・アルン(Wat Arun)

乗船時間1, 2分でワットアルン船着場に到着します.下船して少し進むとワット・アルンの敷地への入り口があります.なお,ここでは入場料を支払う必要はありません.

下調べをちゃんとしないので,ワット・アルンの本堂をスルーしていました.ラーマ2世によって建造された本堂は寺院当初から存在する建物ですので,是非,お立ち寄りください.

さて,本堂の南側あるワット・アルンの象徴的な建造物である大仏塔小仏塔へと進みます.このエリアに入るには入場料が必要です.私が訪れた時は50 THBでしたが,2020年6月から100 THBに値上げされたようです.

大仏塔には階段が設けられており,中段まで上がることができます.階段は急で幅が狭いので,特に下る時は十分にお気を付けください.中段まで上がると周囲が見渡せます.


中段には仏塔を回れる通路があります.



小仏塔も美しさは負けていません.


ワット・アルンからは水上バスで今朝乗船したサトーン船着場まで戻ります.水上バスに乗船する前に付近で売られていたマンゴーを頂きました.

マンゴーは少し高く,40−50 THBが相場でしょうか.高いと言っても,日本で食べるのに比べたら非常に安いです.写真では分かりにくいですが,1人で頂くには多過ぎるぐらいありました.



ロビンフッド(Robin Hood)

帰りはローカルなチャオプラヤ エクスプレスボートで戻りました.BTSに乗り換えて一旦,宿に戻りました.軽く昼寝するつもりが2時間近く寝てしまいましたが,一人旅なので問題ありません.

目が醒めてからは散歩がてら付近を歩いて,BTSのプロンポン(Phrom Phong)駅の近くにあるアイリッシュパブ ロビンフッド(Robin Hood)で軽く飲みました.



宿に帰る途中,歩道に設置された屋台の麺が美味しそうだったので頂きました.50 THBでした.



5日目に続く.


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