|5日目
今回のタイ旅行の実質的な最終日となりました.今日もバンコク市内をゆっくりと回ります.まず初めに向かったのは,ジム・トンプソンの家(Jim Thompson’ s House).ジム・トンプソン氏は第二次世界対戦中に派遣されたタイに終戦後も残り,タイシルクを世界に広め財を成したアメリカ人です.
|ジム・トンプソンの家(Jim Thompson’s House)
氏の生前の住居が博物館となっています.その中には,氏の仕事場やダイニングルームなどが残されているほか.タイを始めラオスやカンボジアなどで収集した古美術品が展示されています.また,敷地内にはレストランやお土産物店も併設されています.
ジム・トンプソンの家は,BTSシーロム線の終点駅であるサナームキラーヘンチャート(National Stadium)駅から徒歩で5分ほどの距離にあります.
入場料は大人200 THB(約700円),10−22歳は100 THB,9歳以下は無料となっています.なお,この入場料には無料のガイド料が含まれています.日本語のガイドも常駐しており,他に英語・中国語・フランス語に対応しているようです.
私は訪れたタイミングが良かったようで,それ程待たずにガイドツアーが始まりました.なお,家の中に入る前には荷物をロッカーに入れ,土足禁止ですので靴を脱いで入ります.また,家の中は写真撮影が禁止されています.約30分間,流暢な日本語で案内してくれました.
その後は家の周りを見学しました.お昼ごろに来てレストランで食事をするのも良いかも知れません.
|MBKセンター(Bankok Food Flea Market)
BTSの駅付近まで戻った時に,近くにあるMBKセンター(大規模ショッピングモール)の敷地内で食べ物屋さんが出店していました.せっかくなので,ここで軽くお昼をいただきました.
|ワット・パークナム(Wat Paknam Phasicharoen)
次に向かったのはワット・パクナム(Wat Paknam Phasicharoen).大仏塔にあるエメラルド色の仏塔と天井が有名な寺院です.この大仏塔は故プミポン国王と王妃の誕生日を記念して建てられ,2012年に完成したものだそうです.
ワット・パクナムへはBTSとバイクタクシーで向かいました.まずはBTSのシーロム線でタラート・プルー(Talat Phlu)駅へ向かいます.2番出口へ出るとソンテウ(乗り合いバス)乗り場があります.初めはソンテウで向かうつもりでしたが,やって来た何台かのソンテウに”Wat Paknam?”と訪ねましたが,皆に“No”と返答されました.
どうしようかなと思案していると,近くにバイクタクシーらしき人を見つけました.ワット・パクナムまでいくらかと尋ねると,20 THBとのことでしたので乗ることにしました.因みにソンテウだと10 THB掛かりません.5分強でワット・パクナムに到着しました.
*2019年末にMRTのブルーラインが延伸されましたので,バーン・パイ(Bang Phai)駅から徒歩で向かうことも出来ます.
大仏塔は本堂とは別の場所にありますが,日本語で緑ガラス仏塔と書かれた案内がありますので,従って進めば分かります.大仏塔には靴を脱いで入ります.エメラルドの仏塔がある5階に到着すると,声を上げそうになる程の美しさですが,あくまでも仏教施設ですので静かに観覧ください.
仏塔はガラスを積み上げて造られたもので,周囲をガラス製の龍が囲んでいます.
仏塔からは街並みを見渡せます.
他の階では様々な展示物を見学できます.
帰りはワット・パクナムから少し西に歩いたところにあるセブン・イレブンを南に入ったところにソンテウがたくさん集まっていました(車庫?)ので,車体にBTSと書かれたソンテウの運転手にBTSの駅に行くかどうか確認して乗車しました.
色々回りながらだったので15分くらい掛けてBTSのタラート・プルー駅に到着しました.10 THBとしないので暑い時間帯に無理して歩くよりソンテウをご利用ください.BTSでアソークに戻り宿で休憩しました.
|ラチャダー鉄道市場(Train Night Market Ratchada)
今晩はナイトマーケットの1つに向かいます.バンコクにはいくつか有名なナイトマーケットがありますが,その中でもアクセスが良いラチャダー鉄道市場(Train Night Market Ratchada)です.なお,2021年5月以降は観光客の激減により無期限一時閉鎖されています(2022年1月時点).
ラチャダー鉄道市場の特徴は,買い物(雑貨・衣類)・飲食・パブと大きく3つのエリアに分かれているところです.1000軒程のお店があり,観光客だけでなく地元の若者にも人気があるようです.
行き方は簡単で,MRTのブルーラインのタイ文化センター(Thailand cultural Center)駅で下車し3番出口から出ます.エスプラナード(Esplanade)という複合施設の南側の道を進んでいけばマーケットが見えてきます.エスプラナードを抜けても行けます.
買い物エリアを少し回ってからやって来たパブエリア.まだ早い時間だったので人通りは少ないです.
1件の店に入りChangを注文しました.ビールは冷えていないので氷入りビールになっています.焼き鳥は飲食エリアで購入したもの.この当時は食べ物の持込みが可能でした.この時,同じ店にいた若者が声を掛けてきました.お互いに日本人だということが分かって一緒に飲みました.彼もタイは初めてで,セントレア発台北経由の便(FSC)で50,000円程度だったそうです.
2人とも宿がアソーク駅周辺だったので,一緒に戻ってきて近くの店でもう1杯だけ飲んで別れました.今日はこれにて宿に戻りました.
|6日目
もう帰国日となりました.空港へはMRTとARL(エアポート・レール・リンク)で向かいます.MRTのスクンビット(Sukhumvit)駅から1駅のペッチャブリ(Phetchaburi)駅で下車し,少し歩いてマッカサン(Makkasan)駅でARLに乗り換えます.宿から1時間ほどでスワンナプーム空港に到着しました.
香港航空のカウンターで搭乗券を受け取り,セキュリティ・チェックと出国審査を済ませてプライオリティ・パスで利用できるミラクル・ラウンジ(Miracle Lounge)で軽食をいただきました.ボトルの飲み物はシンハービールが出しているソーダです.
搭乗した機内でもしっかりとランチを頂きました.
香港空港でのトランジットの際にも,プラザ・プレミア・ラウンジ(Plaza Premium Lounge)で名物の魚蛋麺(Fish ball noodle)を頂きました.
乗継便も定刻に関空に到着し,電車を乗り継いで帰宅しました.
今回の旅はここまでです.最後までお読みいただき,ありがとうございました.
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