2019年12月武漢,Wuhan,武汉①

旅 (Trip)

今では武漢という地名を知らない人はいないのではないでしょうか.COVID-19によりその名を世界中に知られることになる地を訪れていました.吉祥航空が2019年10月末に関空-武漢線を新規就航していたので,年末休みに安いチケットを入手して訪問しました.あくまで旅行記録です.


フライト

利用したのは,Trip.comで予約した吉祥航空(HO).

 往路:12月26日(木) HO1642 (KIX to WUH)
 復路:12月30日(月) HO1641 (WUH to KIX)
 約¥25,000

往路は関空を夕方出て,復路は武漢を夕方過ぎに出ます.往路はよいのですが,問題は復路です.関空到着が定刻で22:55.関空から最短でも1時間半以上掛かるところに住んでいる身としては,定刻についたとしてダッシュで電車に乗って,何とか終電で帰り着ける時間です.

定刻着での終電に賭けるか,りんくうタウンまで車で行って駐車場に停めておくか.なお,一般的にコインパーキングの制限は48時間とされています.それ以上利用したい場合には,予め管理会社に申し出て許可を得ておかないと放置しているとみなされることがあるそうです.

一方,りんくうタウン周辺にある駐車場の多くは最大10日間まで駐車可能となっています.立地条件を考慮したものと思われます.なので,今回のフライトに合わせての利用も問題ありません.しかしながら,今回も一人旅なので車移動+駐車場は割高になります.

さてどうしようかなと思案して,暫くHO1641便の到着時刻をチェックすることにしました.その結果,多くの日で早着していることが判明しました.これなら大丈夫だろうと電車で関空に向かうことにしました.万が一,帰り着けない時間になったとしても,休みなのでということで.結果,どうなったかは最後にて.


関空に着いて吉祥航空のカウンターに向かいます.関空からいろんな方面に出ていたので,武漢行きの列が分からずしばし彷徨ってしまいました.ようやく見つけた列に並びます.当然のように日本人は見当たらず,大阪(関西)観光を終えた武漢人ばかりが並んでいました.

チェックインを終えて,いつものように「ぼてじゅう」に向かい早めの夕食をいただきました.大阪デラックスモダンと黒枝豆に生中.出発前の一杯は高揚感が得られ,日々のストレスから解放されます.

その後,いつもどおりにセキュリティチェック・出国手続きを終えゲートに向かいます.搭乗券を確認して??100番台のゲートが記載されています.これまでにかなりの回数関空を利用していますが,100番台のゲートを利用したことがありません.

出国ゲートを出て案内板を確認します.指定されたゲートへはお馴染みのウイングシャトルを利用しません.シャトル乗り場の手前を脇にそれるように暫く進んでいき,下に降りたところにゲートがありました.はい,沖止めです.LCC専用の第2ターミナルは沖止めですが,第1ターミナルにもバスに搭乗する沖止めがあることは初めて知りました.ほぼ予定時刻に搭乗が始まり武漢へと旅立ちました.


1日目

4時間程度のフライトで武漢に到着.機内では食事も提供されましたが,写真には残していませんでした.関空では沖止めでしたが,武漢ではボーディングブリッジでの降機でした.そう言えば,入国カード(外国人入境卡)の配布がありませんでした.殆どが中国人の利用なので用意していないのかも知れません.

入国審査に向かいます.居住者は自動化ゲートを利用するので,有人の列に並んだのは私のほか日本人男性2名ぐらいでした.手慣れた感じから駐在員の方と思われます.そして私の番がやってきて,先ほど記入した入国カードとパスポートを提示します.中国入国では日本人の場合,特に質問されることなく指紋採取して入国スタンプ押されて終わりです.

しかし,今回は違いました.以下,入国審査官とのやり取りです.
 審査官:你会说中文吗?(中国語は話せるか?)
 私:会一点点(少し出来ますよ)
 審査官:你要去哪里?(どこに行くんだ?)
 私:武汉(武漢)
 審査官:为什么?(何のため?)
 私:旅游(旅行です)

この後,審査官は少し首を傾げながらスタンプを押してパスポートを返却してくれました.後半でも出てきますが,武漢人に観光で武漢に来たと言うと,「観光なら上海か北京,広州じゃないの?」という返答なので,観光で入国する日本人が珍しかったための質問だったと理解しています.

武漢空港から今回の宿までは地下鉄(地铁)で向かいます.これから地下鉄やバスを便利に利用するために,Suica/ICOCAのようなカードを入手しました.武汉通というカードのデザインはドラえもんでした.

このカードを利用すると地下鉄料金が10%割引になるようですが,元々公共交通料金は安いので,値段より利便性により利用されることをお勧めします.なお,デポジットが20元程含まれカードを返却すると戻ってくるようですが,その辺の駅で簡単に返却できるようなものでもないので,お土産として持ち帰ることになると思います.

さて,本日の宿に向かいます.こちらもTrip.comで予約した,
イーチャーム ホテル 武漢江漢路歩行街店
地下鉄の六渡桥から歩いて1‐2分のところにあり,繁華街にも歩いても行ける距離で料金もリーズナブルなので選びました.

チェックインの際,デポジットを求められたので支付宝(Allipay)で支払いました.外国人には敷居の高かった支付宝の利用ですが,今ではTour Pass機能を使うことでクレジットカードからチャージできるようになりました.朝食(有料)は必要かと尋ねられたので,とりあえず初日だけ頼んだところ,2人部屋なので1日分の料金で2人分になるので,1人なら明日と明後日使えるからと言われました.この辺は臨機応変に対応してくれて助かります.


泊った部屋がこちら.1人で泊まるには十分な広さで,4泊で約¥14,000でした.もう21時過ぎですが少し飲みたくなったので,近くに見つけた小さなお店に入りました.おばあちゃんが1人でやっている店で,どこから来たの?と聞かれたので,日本から来たというと,とても驚いていました.


2日目に続く


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