|5日目
今日はマカオ(澳門)へと向かいます.広珠都市間鉄道(广珠城际铁路,uangzhou–Zhuhai Intercity Railway)と呼ばれる高速鉄道でマカオへの玄関口である珠海まで移動します.広珠都市間鉄道は広州南駅から出発しているので,まずは地下鉄で広州南を目指します.我々が滞在している広州東からだと,地下鉄1号線で公園前まで移動し2号線に乗り換え,南の終点が広州南です.乗り換えを含めると小1時間掛かります.
|広珠都市間鉄道
広州南に到着したら,有人の窓口でチケットを購入します.ここでも勿論,身分証(パスポート)の提示が必要です.チケットを購入したら身分証のチェックを受けて上階に上がり,手荷物検査を通過して待合室に入ります.この待合室はとても広く多くの飲食店があります.
乗車する列車の改札が始まったら,流れについてホームへと降ります.本日乗車するのはこちら.珠海までは110 km程度で,今回の便では1時間半程掛かりました.
マカオへの玄関口である珠海に到着しました.珠海からマカオへと向かうボーダーである拱北口岸(Gongbei port)へと徒歩で向かいます.人々の流れに従って手荷物検査後,出国審査の外国人(Foreigners)に並びます.
出国後は再び人々の流れに従って進むと,マカオ側のイミグレーションに到着します.我々は訪澳旅客と書かれた列に並びます.無事にイミグレーションを通過したら,そこはマカオです.なお,マカオ側のボーダーは關閘(関閘)と呼ばれます.
|マカオ
マカオ(澳門)に入ったら,まずは本日の宿に向かいます.關閘からはホテルやカジノに向かう無料のシャトルバスが出ています.宿泊者でなくとも乗車可能ですので,宿に近いホテル行きのシャトルバスに乗車しました.
今日の宿はリオ ホテル マカオ (Rio Hotel Macau) .マカオに来たことのある同行者に予約をお任せしましたが,価格とロケーションのバランスの取れた良い宿でした.
|モンテの砦(大砲台)
同行者はマカオに来たことがあるのですが,私は初めてのため有名所を見て回ります.初めに向かったのはマカオ市内を一望できる丘の上にあるモンテの砦(Fortaleza do Monte),大砲台とも呼ばれます.1617年に着工,1626年に完成した砦です.
モンテの砦は,聖ポール天主堂跡のすぐ西側にあります.途中の案内板では大砲台は右側,澳門博物館は左側と案内されています.右側へ進むと徒歩で丘の上まで登ることになるので,それなりの運動量になります.暑さが厳しい時や体力に自身のない方は,博物館側に進むとエスカレータがありますので,それで頂上まで迎えます.
なお,モンテの砦のある公園は朝から開いていますが,エスカレータの運行は博物館の開館時間である10:00−18:00(月曜日除く)に合わせているため,利用される方は時間帯にご注意ください.
そして,こちらが博物館の外観です.入場料は大人15パタカです.
|聖ポール天主堂跡
モンテの砦から降りてきて,マカオで一番有名なスポットで世界遺産でもある聖ポール天主堂跡(Ruínas da Antiga Catedral de São Paulo)にやってきました.流石にこちらは大勢の人々で賑わっていました.
|マカオ聖母降誕大聖堂 (カテドラル)
次にやって来たのはマカオ聖母降誕大聖堂(Cathedral of the Nativity of Our Lady, Macau).セドナ広場から坂を上がったところにあります.ステンドグラスが美しい大聖堂は,礼拝を行っていない時には見学可能です.訪れる人は多くありませんでしたが,一見の価値のある建物です.
この後は少し遅くなりましたが,お昼を頂くためにポルトガル料理屋さんを探します.同行者のお薦めのお店に行くつもりでしたが,生憎の定休日でしたので検索して見つけたお店へ.
|坤記餐室
やって来たお店は,坤記餐室(A Vencedora).セドナ広場から徒歩で10分程度のところにあります.高級店ではありませんが,ポルトガル家庭料理を頂ける地元のお店です.ポルトガル料理はよく知りませんでしたが,お薦めのセットと単品をいくつか注文して堪能しました.
お腹が満たされ,歩き疲れたので一旦,宿に戻って休憩しました.
夜には同行者に連れられてカジノへ.初心者でも参加しやすいルーレットで暫く遊んでいましたが,私があまり興味を示さないので,同行者からそろそろ出ようかと言われてカジノを後にしました.私が飽きたおかげで,今晩の飲み代ぐらい勝っている状態での退場となりました.
|SKY 21
カジノの後に飲みにやって来たのはSKY 21.AIA Towerというオフィスビルの最上階にあるバーです.予約なしでも入れましたが,カウンター席に案内されました.ソファ席を希望される場合は予約が必要なようです.マカオの夜景を一望しながら飲むには良いお店だと思います.
今日はこれにて宿に戻りました.同行者は先程の勝ちの残りを持って再びカジノに向かいました.そして,しっかり使い切って帰ってきたのは言うまでもありません.この旅も最後の夜となりました.明日は香港空港から帰国します.
6日目に続く.
|6日目
帰国日となりました.宿をチェックアウトし,タクシーでフェリー乗り場へと向かいます.マカオには2つのフェリー乗り場があります.外港客運碼頭(Outer Harbour Ferry Terminal)と氹仔客運碼頭(Taipa Ferry Terminal)です.今回,我々が利用したのは外港客運碼頭です.
今回搭乗するのは噴射飛行(TurboJET)で予約・支払い済みなので,当日窓口でチケットを受け取りました.また,フライトのチェックインもここで行えます.今回搭乗したのは11:30の便でしたが,1時間15分程度で香港空港に到着しました.*2018年10月に香港とマカオを結ぶ橋である港珠澳大橋が完成しましたので,バスでの移動も可能となりました.
香港空港に到着したら,人の流れについていけば搭乗口に迎えますが,その前に忘れてはいけないことがあります.出国税の還付です.香港出発のフライトチケットには出国税が課せられていますが,今回のようにマカオから直接,香港空港に入り出国する場合には免除されるため,返金を受けることが出来ます.
手荷物検査を通過した後に,出国税の還付を受けるカウンターがあります.このカウンターで,退税券(Refund Coupon)とパスポート,搭乗券を提示すれば120 HKDの返金を受けることが出来ます.カウンターを通り過ぎて,エスカレータで下ってしまうと戻れないのでご注意ください.
返金された出国税でフライトを待つ間にお土産でも買います.その後,同行者がプライオリティ・パスを所有していたので,Plaza Premium Loungeに同行させてもらいました.軽食と少し飲み物を頂いた後,私のフライトが先なので同行者とはここで別れてゲートに向かいました.
搭乗した香港エクスプレスはほぼ予定の時刻に関空に到着し,電車を乗り継いて帰宅しました.
今回の度はここまでです.
最後までお読みいただき,ありがとうございました.
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