2017年7月 天津,Tianjin③

旅 (Trip)

3日目

今日も宿で朝食をいただいてから市内を散策します.初めに向かったのは静園.清朝最後の皇帝であった溥儀と皇后の婉容が1927年から1931年まで暮らした場所で,暫く放置されていたようですが,整備された後に2007年より一般に公開されています.



静園

地下鉄の最寄り駅は1号線の鞍山道で,3号線の营口道からも向かえます.非常に多くの人が訪れており,人気の観光地であることが分かります.入場料は20元です.



建物自体はそれほど大きくありませんが,周囲の木々など丁寧に手入れされています.



館内では当時の様子が再現されています.多くは復元されたもののようですが,当時を感じることができます.



天津大悦城

静園を後にして向かったのは,ショッピングモールの1つである天津大悦城です.地下鉄2号線の鼓楼で下車してすぐのところにあります.観光地も良いですが,そこに住む人々の普通の姿を見ることも旅の面白さの1つです.モールの入り口で意外なものを見かけました.

それは日本人には馴染みのあるLINEのキャラクターです.中国ではLINEは利用できないので,どうしてキャラクターが展示されているのか不思議でしたが,韓国ドラマにLINE FRIENDSが登場したことがきっかけのようです.



店内のグッズ販売コーナーも多くの人で賑わっていました.しかしながら,キャラクター市場の移り変わりは激しいようで,2021年に中国国内のLINE FRIENDSの店舗はすべて閉店したようです.



天主教西開総堂(西開教堂)

しばらくモール内を散策した後に向かったのは,西開教堂.天津市内で最大のロマネスク様式の建築物で,カトリック天津教区の中心となる聖堂(司教座聖堂)です.1913年に建てられました.



教会内にも入ることができます.祈りを捧げている人もいるので,邪魔をしないように静かに見学します.私は信者ではありませんが,教会は気持ちを落ち着かせます.



この後は教会から少し南東に歩いたところにある,五大道文化旅游区という観光エリアに向かいました.その中にある,慶王府(庆王府)を見学してゆっくりしました.



慶王府(庆王府)

この建物は1922年に清朝最後の大総管太監(宦官の最高位)であった小徳張により建てられた邸宅で,後に清朝皇族の慶親王載振に売却され慶王府と呼ばれるようになりました.見学は有料のようですが,私が訪れた時は身分証(パスポート)を提示して無料で入ることができました.

まずは建物内を見学します.こちらは大広間.



こちらは会議室と応接間.



その後,手入れの行き届いた庭を見学しました.せっかくなのでビールも頂きました.


この後は一旦,宿に戻り休憩しました.
夜には昨晩,夜景が綺麗だった解放橋から解放北路を歩きました.



解放橋・解放北路

昨晩も眺めた解放橋からの風景です.ライトアップされた町並みが綺麗です.



解放北路で良さげなバーを見つけたので入ってみました.サラダとビールを頂きました.私が訪れた時は混んではおらず,客層はカウンターにいる地元の人と欧米人観光客といった感じでした.


今日はこれにて宿に戻りました.
明日はお昼過ぎのフライトで日本に戻ります.


4日目

今朝も宿の朝食(ビュッフェ)を頂いてから空港へ向かいます.麺にはこの時まだ苦手だったパクチーの香りが漂っていました.



食後はチェックアウトして,地下鉄で空港に向かいチェックインしました.セキュリティ・チェックと出国審査を済ませてゲートに向かい搭乗時間を待ちます.帰りのフライトも搭乗率は高く,多くは中国人観光客で日本人と思われる人はほぼ見掛けませんでした.定刻に関空に到着し,電車を乗り継いで帰宅しました.

今回の旅は以上です.最後までお読みいただきありがとうございました.

コメント

タイトルとURLをコピーしました